自動ドアの種類とその特徴について解説!使用用途に応じて導入しよう。

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自動ドアの種類とその特徴について解説!使用用途に応じて導入しよう。

更新日:2025/06/06

自動ドアは、コンビニエンスストアやスーパー、商業施設、公共施設など私たちの身近なところでよく目にするものです。

私たちが普段目にする機会が多い自動ドアですが、実は自動ドアにも様々な種類や特徴、機能があることをご存知でしょうか?

自動ドアの導入や買替えにあたっては、自動ドア修理業者とも相談のもと種類について決定することが多いです。

しかし、購入者も事前にその種類を把握しておくことで、設置費用や特徴を理解でき、設置する環境に合った自動ドア選びの参考になります。

ここでは、自動ドアの種類ごとの特徴や、使用用途、設置する際の費用についてご紹介します。自動ドア導入や買替えの際にはご覧になってください。

自動ドアの種類と特徴について解説

自動ドアごとの種類と特徴についてまとめました。

引き戸タイプ

一般的に導入されることが多い自動ドアになります。コンビニエンスストアに導入されているのが代表的で、横にスライドするのが特徴です。

比較的小さな店舗で開口部を広く設けることができない場合でも、横スライドの引き戸タイプならコンパクトに設置が可能に。

また引き戸タイプであれば、開き戸のように反対側にいる通行人に衝突するリスクも軽減できるため、多くの店舗がこのタイプです。

最近の引き戸タイプの自動ドアは、センサー検知機能も充実しているため、自動ドアに衝突するというリスクも軽減しております。

二重引き戸タイプ

二重引き戸タイプは、一般的な引き戸タイプと同じ建具総幅にも関わらず、開口部が1.3倍も広いのが特徴。

小さな店舗でも、開口部を広くすることで、開放感のよさと通行人の通り抜けがしやすいなど一般的な引き戸タイプよりもメリットが多いです。

外観は、エントランスを印象づけるおしゃれな作りとなっており、最新のドア作動機構搭載により、ドアの開閉がスムーズなのもメリットの1つ。

お客様の通行が多い店舗や、病院、おしゃれな外観にマッチすることから、店内外で広く利用されています。

特に、車椅子での利用でも広い開口で安心して通り抜けができることから、病院で導入することが多くなりました。

デメリットとしては、メーカーにもよりますが引き戸タイプよりも本体価格が、30〜50万円ほど高いことです。

回転ドアタイプ

回転ドアタイプは、内部と外部を区切りながら出入りすることが可能で、風の侵入を防ぐことができます。

見た目が大変華やかなこともあり、大型商業施設やホテルのエントランス、海外などでは駅の入り口付近で採用されているタイプの自動ドアです。

その他にも、空調設備のエネルギーを削減し、省エネになると共にCO2の発生を抑制します。

デメリットとしては、回転ドアに挟まれてしまう危険リスクがあります。

もちろん現在発売されている回転ドアの多くは、国土交通省・経済産業省がまとめた「自動回転ドアの事故防止対策に関するガイドライン」や日本工業規格「JIS A 4721自動回転ドア ・安全性」に準拠しているものが多いです。

しかし、ひと昔前の回転ドアには、厳格な基準がなかったり、センサーに死角があることで小さなお子様が回転ドアに挟まるという事案も発生しています。

導入にあたっては、利用客のみならず幅広い人に合わせた回転スピード、検知センサーの調整など微調整を行う必要があります。

開き戸タイプ

日本ではあまり馴染みが少ないかもしれませんが、海外で自動ドアというと開き戸タイプが多いです。

開き戸タイプは、海外の慣習から生まれたという歴史があり、海外では馴染みの深い自動ドアです。

作動装置を床下に埋没させることもでき、見た目やデザイン性に優れています。

ただ、日本では古くから引き戸文化が定着していたこともあり、あまり導入されていません。

デメリットとしては、開き戸タイプなため、ドアの反対側に立っている人へ衝突の危険性があるなど、確認をしながらの通行となります。

また、開き戸タイプの方が必要面積の広いことから、設置する際はある程度の広さが必要に。

その代わり、引き戸タイプのように駆け足で自動ドアに衝突するというリスクは軽減されますね。

その他にも様々な自動ドアが

ここまでご紹介した自動ドアは、非常にベーシックなタイプのものが多かったですが、その他にも導入する施設や店舗によって様々な自動ドアが登場しています。

たとえば、「円形引き戸タイプ」と言って引き戸タイプなのに円形となっており、見た目が美しく豪華な演出が可能なもの。

「多機能自動ドア」と言って、小さな赤ちゃんや身体の不自由な人などでも利用しやすい自動ドアなどもあります。

利用用途や、利用する顧客層もよく判断し、最適な自動ドアを導入しましょう。

自動ドアの種類別の価格の違いについて

一般的に導入されている自動ドアの種類別の設置価格差についてまとめてみました。

基本的には、自動ドアの設置価格は、「70万円〜200万円」と非常に幅広いのが特徴です。

自動ドアタイプ 設置費用目安
引き戸タイプ 70万〜90万円
二重引き戸タイプ 100万円〜150万円
回転タイプ 200万円〜400万円
開き戸タイプ 150万円〜400万円

 

このように、一口に自動ドアと言っても様々な価格帯があり、機能が搭載されています。

どの機能を優先したら良いのか、どのタイプの自動ドアが適切なのかは、素人にはわからないことも。

そのような場合には、複数の業者へ相見積もりをお願いし、比較検討してみましょう。

自動ドアの選び方

ここでは自動ドアの選び方のポイントを解説します。

設置場所と利用目的で選ぶ

自動ドアを選ぶ際は、まずどこに設置し、何のために使うのかを明確にしましょう。例えば、コンビニエンスストアなら多くの人が頻繁に出入りするため、耐久性とスムーズな開閉が重要です。病院やクリニックでは、静音性やバリアフリー対応が不可欠。オフィスビルなら、セキュリティ機能とデザイン性が重視されるでしょう。

風が強い場所では防風対策、人通りの少ない場所では省エネ機能も考慮するなど、使用環境や目的によって最適な自動ドアの種類や機能は大きく異なります。

機能とコストパフォーマンスで選ぶ

自動ドアには様々な機能があります。センサーの種類(非接触、人感など)、開閉速度の調整、セキュリティ機能(電気錠など)、停電時の手動開閉といった機能は、利便性や安全性を左右します。これらの機能を検討し、本当に必要なものを見極めることが重要です。

また、初期費用だけでなく、電気代や定期メンテナンス費用、そして故障時の修理費用なども含め、長期的な視点で費用対効果を比較検討することで、予算内で最適な自動ドアを導入できます。

業者選びとアフターサービスで選ぶ

自動ドアの導入は、製品選びだけでなく、信頼できる業者選びも非常に重要です。豊富な実績と専門知識を持つ業者を選び、見積もりの内容が透明か、追加費用の説明は明確かなどを確認しましょう。

特に重要なのが、導入後のアフターサービスと保証体制です。製品保証の期間、定期メンテナンスの有無、そして万が一故障した際の対応スピードや緊急出動の可否などは、長期的な安心感に直結します。手厚いサポートを受けられる業者を選ぶことで、トラブル発生時も迅速かつ適切に対応してもらえ、安心して自動ドアを使い続けられます。

 

また、日本の自動ドアメーカーについて詳しくは、以下を御覧ください。

日本の自動ドアメーカー一覧!業界シェアや評判のまとめ

まとめ

自動ドアの種類やその特徴と、使用用途、さらに価格の違いについてご紹介しました。

どの自動ドアタイプが適切かわからない

自動ドアのどの機能を優先したら良いのか相談したい

弊社では自動ドアに関するこのようなお悩みも受け付けております。

今後自動ドアの設置をお考えの方や、自動ドアの買替えを検討中の方は、ぜひ弊社にもお気軽にご相談ください。

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この記事の監修者

経歴

自動ドアに携わって17年以上。 大手自動ドアメーカーで8年、自動ドアの製造および施工事業に従事後、自動ドアメンテナンスに合流。 今は中部地方のチームリーダーとして自動ドアの修理工事の指導を行う傍ら、WEB担当として情報発信も行う。

実績

  • 独立後800件以上の施工件数
  • メーカー問わずマンションの自動ドアから大型商業施設の自動ドアまで幅広く経験

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