自動ドアが故障した!修理費用はいくら?自動ドア修理の注意点は?

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自動ドアが故障した!修理費用はいくら?自動ドア修理の注意点は?

更新日:2023/05/31
  • 自動ドアが壊れてしまったから修理したい
  • なるべく安く抑えたいから費用について詳しく知りたい

自動ドアはお店や会社やマンションなどさまざまなところで使われていますが、自動ドアは消耗品なのでいつかは壊れてしまうものです。

普段何気なく使っていて、どのように修理すれば良いか分からないという悩みを抱えた方も多いかと思います。

そこで今回は次の観点でこれから自動ドアを修理したいという方向けに解説をしていきます。

  • 修理をする前に知っておきたいこと
  • 自動ドアの修理をする費用
  • 修理金額の決まり方
  • 安く抑えるためにできる5つのこと

 

自動ドアの修理費用について色々と調べてみると、70万円~が相場と書かれているようなサイトが多く見られます。

その金額を見ると「多少無理してでも修理せずに使おう」と思う方もいらっしゃるかと思います。
70万円~というのがどういう基準かはわかりませんが、部分的な修理であれば数万円から直すことも可能です。

自動ドアの修理について基本的に知っておくべきことすべて解説をしていくのでぜひ参考にしてみてください。

自動ドア修理前に知っておきたいこと

それでは早速、自動ドアを修理する前に知っておくべきことかいつつあるのでそれぞれ解説をしていきます。

自動ドアにはタッチ式とセンサー式がある

まず一つ目は自動ドアには大きく分けるとタッチ式とセンサー式があるということです。

センサー式は自動ドアの目の前に立てばドアが開閉する仕組みになっていますが、タッチ式はタッチスイッチをドアに固定することで開閉ができます。

更に少し細かいところで言うとセンサー式に関しても様々な種類があります。

  • 熱線式(体温センサー)
  • 光線式(光の反射を利用したもの)
  • 超音波式

現在主流となっているのは、光線式センサーで光の反射を利用して人間を検知するセンサーがよく使われています。

他の二つのセンサーは天気や気温の影響で感知能力が低下してしまうというデメリットがありますが、光線式センサーは感知能力が下がることがなく主流として使われるようになりました。

タッチスイッチの電池交換で故障が直ることが多い!

先になぜタッチ式とセンサー式があるかを解説したかと言うと、タッチ式の場合すぐに修理できる可能性が高いからです。

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、タッチスイッチの中には電池が内蔵されています。
タッチスイッチに内蔵されている電池というのが市販で買える単4電池であることが多いです。

自動ドアが開閉しなくなってしまったという場合に有効な手段ですが、下記のような手順に従って電池交換していただくことで自動ドアが開閉するようになる場合があります。

  1. 自動ドアの電源を切る
  2. 自動ドアが開かないことを確認する
  3. スイッチの底面にあるビスを緩める
  4. 外側のカバーを外す
  5. 内側のカバーを下にスライドして外す
  6. 古い電池を取り出して新しい電池に取り替える
  7. 内側のカバーと外側のカバーを元に戻す
  8. ビスを回して外側のカバーを固定する
  9. 自動ドアの電源を入れる
  10. 開閉するか確認する

タッチ式の自動ドアが開閉しなくなってしまった場合、まずはタッチスイッチの内部の電池の交換を試してみましょう。

大手メーカーの自動ドアはメーカーでしか修理ができない

タッチ式の自動ドアで電池交換だけで住む場合は自分で交換することができます。

他にも下記のようなケースであれば自分で修理することは可能です。

ゴミや石などがレールに詰まってしまっている
自動ドア周辺に感知する物が置かれている・張り紙が反応している
センサーが汚れてしまっている

修理というよりは日頃からのメンテナンスでできることになりますね。

逆に上記のようなケースに当てはまらない場合、特に大手メーカーの自動ドアはメーカーでしか修理することができません。

自分で修理しようとすることによって、

思わぬ怪我をしてしまう
自動ドアがさらに壊れてしまい修理費用が膨大になってしまう

といった恐れがあるので、メーカーや修理業者にお願いする必要があります。

大手メーカーの自動ドア修理は高額

大手の自動ドアメーカーとして、ナブコ自動ドアや寺岡自動ドア・日本自動ドアといったメーカーがあります。

このような大手のメーカーの自動ドアの修理は高額になってしまう可能性が高いです。
なぜ高額になるのかというとメーカー独自の作り方をしていて、作ったメーカーでしか修理ができないようになっているからです。

汎用的に修理できるような内容であれば、修理費用は安くなるという傾向がありますが、メーカーに依存した修理方法になると高騰化してしまうという仕組みがあります。

わかりやすい例でいうと、似たような味のカップラーメンは安く買うことができますが、ミシュランに入るようなラーメン屋さんでラーメンを食べようとするとそれなりに値段がするというのがありますよね?
それと同じで専門的であり独占的になると値段が上がってしまうということになります。

自動ドアの寿命はおよそ10年

ここまで読んでいただいて、そもそも自動ドアがどれぐらいで壊れるのか?と疑問に思っている方もいるかと思います。

基本的に自動ドアの寿命は10年から15年という風に言われています。
なので、もし自動ドアを使っていて15年以上たっていて故障してしまった際は全交換が必要になるケースが多いです。

当然ながら、あくまでも目安の期間なので日頃からしっかりとメンテナンスをしている場合は15年以上使うこともできます。(メンテナンスについては後述)

自動ドア修理の費用はいくらか?

それでは続いて気になる自動ドアの修理の費用について見ていきましょう。

自動ドアの修理をどのように修理をするのかによって当然ながら費用は変わってきますが、目安としては8万円くらいと考えていただくと良いかと思います。

修理する項目によって費用はまちまちですが、ざっくりとした目安の費用として下記のような費用となっています。

  • 自動ドアの調整:9,800~20,000円
  • 滑車(プーリー)の交換:30,000~50,000円
  • ベルトの交換:35,000~50,000円
  • センサーの交換:30,000~50,000円
  • 自動ドアの鍵交換:40,000円~
  • タッチスイッチの後付け:10,000円~50,000円
  • モーターの交換:100,000円~
  • 自動ドアの駆動部(エンジン装置)の全交換(古い自動ドアの処分費こみ):200,000円~
  • 自動ドアの全交換(ガラス、ドアサッシ枠込):500,000円~
  • 自動ドアの鍵交換:40,000円~

あくまで目安なので、実際に見積もりをしないことには正確な料金を把握することはできません。

自動ドア修理の費用の4つの詳細について詳しく見ていきましょう。

センサー交換は

まず見るのはセンサーの交換です。

上記でも書いている通りセンサーの交換の費用は30,000円~50,000円となっています。

タッチ式よりもセンサー式の方が修理費用は高くなる傾向にありますが、タッチスイッチを後付するのは10,000円~50,000円かかります。
さらにタッチ式の方が壊れやすいというのがあるので、甲乙つけがたいところです。

センサーも上記で挙げた通り色々な種類があり、故障の状況によって費用が異なってくるので正確な費用は見積もりを依頼することでしっかりと確認しましょう。

プーリーの交換は

続いて滑車(プーリー)の交換費用ですが、同じく30,000円~50,000円が相場となっています。

自動ドアを開閉する際にキュルキュルと音が乗ってしまっている場合はベルトの側面とプーリーが擦れてしまっている可能性があります。

プーリーを交換することで解消する可能性があるので、修理業者へ依頼をした上でプーリーを交換してもらうようにしましょう。

モーターの交換は

自動ドアを開閉する際に異音がするという場合は、ギアが経年劣化によって磨耗してしまっている可能性があります。

モーターを交換することで解消することがありますが、費用として10万円~という感じでセンサーやプーリーの交換と比べると少し料金が上がってしまいます。

ただし、料金が上がってしまうからという理由で修理を躊躇してしまうと、ドアの開閉の動作が重くなってしまって手動開閉も困難になる恐れがあります。

そういった事象を回避するためにも早めに交換を依頼するようにしましょう。

タイミングベルトの交換は

自動ドアの動き出しが鈍くて、手で押すと開閉するという場合はベルトが消耗してしまっている可能性が高いです。

この場合はタイミングベルトを交換することで修理することが可能で、費用の相場としては35,000~50,000円となっています。

なかなか自動ドアが動かないという時はベルトの交換を検討してみるようにしましょう。

自動ドア修理の金額の決まり方

上記で自動ドアの修理の費用相場について見てきました。

ただ上記で紹介したものは全て相場となるので、様々な要因によって金額が変わってきます。

どのような病院によって費用が変わってくるのか詳しく見ていきましょう。

故障の種類

まず一つ目は故障の種類です。

上記で既に挙げた通り、修理する箇所によって費用が大きく異なります。
数万円で済むものから数十万円、場合によっては100万円を超えてしまう場合もあります。

正確な費用を確認するには、まずしっかりとどのような原因で故障をしていて、どのように修理をするのかを見極めることが重要です。

自動ドアのメーカーの違い

続いての金額が決まる要素としては、メーカーの違いによるものです。

メーカーによって修理の仕方が異なってくる部分もあり、オリジナルドアが売りの寺岡自動ドアなどは特に修理費用が高くなる傾向にあります。

ここでは代表的なメーカーを四つ紹介します。

ナブコ自動ドア

ナブコ自動ドアは安全性にとことんこだわっている自動ドアメーカーで国内シェアNo.1です。

会社名:ナブテスコ株式会社
設立:2003年(1925年に設立の株式会社ナブコと1944年設立の帝人製機株式会社が統合)
所在地:東京都千代田区平河町2丁目7番9号 JA共済ビル
実績:GINZA SIX、虎ノ門ヒルズ、東京国際空港など

>>ナブコ自動ドアのホームページ

寺岡自動ドア

寺岡自動ドアはオリジナルドアがあることで有名な自動ドアメーカーです。

会社名:寺岡オート・ドアシステム株式会社
設立:1965年
所在地:東京都品川区西五反田3丁目6番21号
実績:東京国際空港ターミナル、JRタワー、慈恵医大葛飾医療センターなど

>>寺岡自動ドアのホームページ

日本自動ドア

日本自動ドアは自動ドアを通じて社会に貢献する企業というミッションを掲げたメーカーです。

会社名:日本自動ドア株式会社
設立:1970年
所在地:東京都中野区上鷺宮3-16-5
実績:味の素株式会社、株式会社東芝、警察庁皇宮警察本部など

>>日本自動ドアのホームページ

ソリックオートドア

最後のソリックオートドアはほかのメーカーに比べると歴史は浅いですが、自動ドアのリースができるなど信頼が高まってきているメーカーとなります。

会社名:ソリックオートドア株式会社
設立:1987年
所在地:静岡県静岡市駿河区池田1800-3

>>ソリックオートドアのホームページ

修理業者の種類による違い

自動ドアの修理の費用が決まる三つ目の要素としては修理業者の種類による違いになります。

自動ドアの修理をお願いする=メーカーへ修理してもらうとイメージされる方も多いかと思います。

ただし、大きく分けて自動ドアの修理屋3つの修理業者があるのでそれぞれどういうものなのか見ていきましょう。

ナブコ、寺岡などの大手自動ドアメーカー

まず一つ目は言わなくてもわかることで、上記で挙げたナブコ自動ドアや寺岡自動ドアといった大手の自動ドアメーカーです。

大手の自動ドアメーカーに修理を依頼するメリットとしては、

  • 修理業者を探す手間が必要ない
  • 確実に修理をすることができる
  • オリジナルのドアにも対応している

といったものがあります。

ただその反面、既に解説した通りで大手の自動ドアメーカーに修理を依頼すると修理費用が高くなってしまいます。

なるべく安く修理したいという場合は、次に挙げる1本の独立系企業やマッチングサービスの利用をお勧めします。

地元の独立系企業

二つ目の修理業者の種類としては、地元の独立系企業になります。

一つ目のメーカーとは違って、 自動ドアの修理を専門にやっている企業です。

メリットとして、安く対応してくれることが多いという点がありますが、その一方で中には悪徳業者がいたりそもそも地元に対応している企業がないといったデメリットがあります。

「自動ドア修理 地域名」で検索してもらえれば対応している企業を見つけることはできますが、選び方を間違えてしまうと悪徳業者に当たってしまうので注意が必要です。

スマートサービスや生活110番などのマッチングサービス

修理業者の最後の種類としてはマッチングサービスです。

マッチングサービスはその地域に対応している修理業者で修理状況に応じた適切な業者を紹介してくれるサービスになります。

代表的なものとしてはスマートサービスや生活110番といったものがあります。
メーカーよりも安く修理できるだけでなく、地元の独立系企業と違って悪徳業者に遭遇する危険性が低いというのが強いメリットです。

なるべく安く、かつ安全に自動ドアを修理したいということであればマッチングサービスを利用すると良いでしょう。

自動ドア修理を安く抑える5つの方法

ここまでの部分を読んでいただいて、自動ドアの修理費用が高いと思った方も多いかと思います。

なるべく費用を安くしたいというのが人間の性かと思いますので、最後に自動ドアの修理を安く抑える方法について紹介をしていきます。

できることとして5つの方法があるので一つ一つ見ていきましょう。

日頃からメンテナンスを怠らない

まず大前提として、すでに故障してしまっている場合は今後のためにしっかり確認していただきたいこととして、日頃からメンテナンスをしておくことが重要です。

メンテナンスの方法としては、簡単で自動ドアの周辺を綺麗に保っておくという点です。
特にレールにゴミが入っていないか?センサーが汚れていないか?というとこに着目しながらしっかり清掃を行うようにしましょう。

なお、清掃を行う際は電源を切った状態で行わないと不慮の事故が発生する可能性があるので、必ず電源を切った状態で掃除を行うようにしましょう。

自分で修理を試してみる。

続いて、修理業者に依頼をする前にまずは自分で修理を試してみるというのも安くするためにできることになります。

自分で修理する方法として挙げられるものとしては下記のようなものがあります。

スイッチ式ならスイッチの電池を交換する(前述の通り)
自動ドアのレールにゴミがたまっている場合は割り箸やブラシなどを使ってゴミを取り除く
センサー部分が汚れているのであれば乾いた布で拭き掃除をしてあげる
自動ドアの電源が入っているかどうかを確認する

最後の電源の確認はそんなことないだろうと思う方もいるかと思いますが、意外に見落としがちです。

上記の四つの方法をまずは試してみて治らないようであれば修理業者にお願いするというのが得策と言えます。

地元の自動ドア修理業者に依頼する

三つ目の方法としては、上記であげた通り地元の自動ドア修理業者にお願いするという方法です。

自動ドアのメーカーに修理を依頼してしまうと料金が高くなってしまいますが、地元の修理業者であれば同じ作業でも安く対応してくれる場合があります。

ただ一つ注意点として、本章の最後で挙げる相見積もりの依頼というのを怠ってしまうと悪徳業者につかまってしまう可能性があります。
地元の修理業者に依頼をするという場合は最後の相見積と併せて活用するようにしましょう。

マッチングサービスを利用する

続いての方法はマッチングサービスを利用するという方法です。

こちらに関しても途中で解説した通りとなりますが、スマートサービスや生活110番といったマッチングサービスに連絡をするとあなたの地域に対応している自動ドアの修理業者を紹介してもらえます。

地元の自動ドア修理業者と違って複数の業者の中からあなたの状況に合わせた修理業者を紹介してもらえるので、修理業者の選択に失敗するという心配が少なく済みます。
修理するにあたって予算がどれぐらいなのか、どのような点を重視して修理をしていきたいのかなど連絡をする際にしっかり伝えることでピッタリの業者を見つけることが可能です。

複数業者に相見積もりを依頼する

最後の方法としては、複数業者に相見積もりを依頼するという方法になります。
少なくとも3社以上の会社に相見積もりを依頼することをおすすめします。

相見積もりをするというのは安く済ませるだけでなく下記の観点でも有効と言えます。

対応の良い業者を見極めることができる
色々な業者に見てもらうことで本当の問題点を発見できる
見積もりだけであれば無料でやってくれる業者がたくさんある

一つの業者に依頼をしてしまうと料金が高くなってしまう可能性があるだけでなく、修理方法も正しいものかどうかわかりません。
複数の業者に見積もりしてもらうことによって、問題点が明らかになるので相見積もりは必須で行うべきことと思っておいて頂ければと思います。

まとめ

今回は自動ドアを修理したいという方に向けて、修理にあたっての注意点やどれくらいの費用がかかるのか、安く修理する方法について解説をしてきました。

おさらいとして要点をまとめると下記の通りとなっています。

自動ドアにはタッチ式とセンサー式がある
安く抑えたいのであれば自分でできることはやるべき
自動ドアの耐用年数は10年~15年くらい
大体の費用の相場としては8万円前後

自分で修理できることは行うというのと合わせて安く修理をしたいという方は次の方法もおすすめです。

日頃からしっかりとメンテナンスを行う
マッチングサービスを利用する(スマートサービスや生活110番)
複数の修理業者に相見積もりを依頼する

マッチングサービスや相見積もりを依頼するというのは悪徳業者から逃れるためにとても重要です。
悪徳業者は部品の交換で済むところを自動とは全部を交換しなきゃいけないと嘘をついたり、しっかり修理をせずに何度も修理が必要となってしまうようなことになってしまう可能性があります。

修理業者に依頼をする際は安く抑えるというところに目を向けるだけでなく、しっかりとした対応してくれる業者に依頼をするようにしましょう。

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天田 聡

大手の自動ドアメーカーを経て現職へ。Web担当ではありますが現場仕事も大好き。趣味は猫カフェ巡り。

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