自動ドアの価格相場を種類ごとに解説します

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自動ドアの価格相場を種類ごとに解説します

更新日:2025/06/06

ビルやお店などで普段利用している自動ドア。

この、自動ドアには沢山の種類があるということはご存知でしょうか。

自動ドアは日常で当たり前のように利用されていますが、お店のオーナーになったりビルのオーナーになったりした場合、この自動ドアを選ぶとき、どのような自動ドアを選ぶべきか価格はどれくらいなのかは検討も付かないことでしょう。

今回は、そんな自動ドアの種類や価格についてご紹介していきます。

ここでは自動ドアの新設費用について主に解説しています。修理や交換費用については下記に詳しく記述してありますのでこちらも参考にしてください。

自動ドアの修理・交換の費用相場について事例別にわかりやすく解説

自動ドアの種類

まずは、自動ドアの種類から見ていきましょう。

自動ドアは、様々な種類があり、以下の様な種類があります。

引き戸タイプ

・引き戸タイプ

・二重引き戸

・ワイドオープンドア

・引き戸門扉

開き戸タイプ

・折り戸・開き戸

・開き門扉

回転タイプ

・円形戸

・回転ドア

特殊な自動ドア

・防火戸

・気密・遮音ドア

・多機能トイレ自動ドア

・防煙タレ壁・トップライト

・セキュリティゲート

 

このほかにもまだまだ種類はありますが、一般的にはこのような自動ドアを利用しています。

その中でも特に良く目にするのは引き戸タイプの自動ドアではないでしょうか。

自動ドアの取り付けに関する費用の種類

自動ドアの取り付けに関する費用には、どのような種類があるのか、見ていきましょう。

  • 自動ドアエンジンの費用
  • サッシ型枠の費用
  • 工事費用
  • 出張費用
  • (定期メンテナンス費用)

このような費用が掛かることが一般的です。それぞれ詳細を見ていきましょう。

・自動ドアエンジンの費用

自動ドア本体に掛かる費用は、自動ドアの交換でも設置でもモノが無ければ設置できないため、この部分に大きな費用が掛かります。

自動ドアは種類によって価格が異なるため、一概には言えませんが、20万円~30万円を見込んでおきましょう。

多機能な自動ドアの場合には100万円を超すものもあるため、どのような自動ドアが必要なのかを調べておき、最低限必要な機能だけをつけるようにすれば、自動ドア本体の費用の負担は軽減できるでしょう。

・サッシ型枠の費用

自動ドアのガラスやそれをはめる型枠の部分です。自動ドアと想像するときこちらを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
実はサッシ部分は自動ドア会社が直接施工するわけではなく、ガラスサッシをメインで行っている工務店が設置します。
価格はピンキリですが15万円~30万円ほどを見ておきましょう。

・工事費用

工事費用はその名の通り工事に関する費用ですが、これは人件費が主となります。

工事をするのは人なので、その人に掛かる人件費が工事費用の大半を占めていますが、自動ドアを設置するためには一人ではできないため、複数人で作業を行います。

この時、少人数であればあるほど企業としては利益が出るため、最低限の人数で設置しますが、利益を少しでも多く取ろうとしている業者は、人件費削減のためかなり少ない人数で自動ドアの設置に来るため、そのような業者は選定しない方が良いでしょう。

・出張費用

出張費用は、工事費用とは別に、自動ドアを設置する場所に訪問するための費用です。

業者によっては出張費用を取らない場合もありますが、一般的には出張費用は掛かるものだと考えておくべきでしょう。

このように、自動ドアを設置するためには、自動ドアの本体費用工事費用出張費用が掛かりますので、それぞれの費用にどれだけのお金が掛かるのか、1社だけではなく複数社から見積もりをもらうことで、見積もりの中にある費用項目を比較し、自動ドアの値段や工事費用、出張費用などにどのような差が生まれるのかを確認しておくべきでしょう。

・定期メンテナンス費用

自動ドアの新設の際によくある営業手法なのですが定期メンテナンスをセットにすると大幅に値引きするというものです。本当に大幅に値引きされるので初期費用を抑える分には良いのですが、大体が5年から10年契約になり、自動ドア1台につき年間4万円で10年契約だと40万円以上費用がかかることになります。しかもメンテナンスで故障個所が見つかった場合は別料金で修理費用が発生するなどユーザーにとってデメリットもあるので慎重に判断しましょう。

自動ドアの参考価格について

次に、自動ドアの参考価格について見ていきましょう。

ここでは、一般的に利用されることの多い種類の参考価格を見ていきます。

 

引き戸タイプ

引き戸タイプの自動ドアの参考価格:70万円~90万円

引き戸タイプは、一般的によく見かけるタイプとなっており、多くの企業で利用されているため、安価でオーソドックスな自動ドアとなっています。

円形引き戸タイプ

円形引き戸タイプの自動ドアの参考価格:150万円~200万円

円形引き戸はその名の通り円形になっているタイプの自動ドアとなっており、引き戸タイプよりはかなり高額な費用が掛かるケースが多いです。

防火タイプ

防火タイプの自動ドアの参考価格:90万円~150万円

防火タイプの様な特殊な機能がついている自動ドアも一般的な自動ドアよりも高くなっています。

特殊な自動ドア

特殊な自動ドアの参考価格:100万円~150万円

このような特殊なタイプの自動ドアには、複雑な機能がついているケースが多いため、高額な費用が掛かることを想定しておきましょう。

 

これらは、あくまでも一般的な価格となっているため、この数字から前後することもあるでしょう。

しかし、この参考価格を大きく上回ったり、大きく下回ったりすることは一般的には考えられない価格となるため、複数社の見積もりをもらうようにしましょう。

自動ドアが故障する原因

次に、自動ドアが故障する原因ついても見ていきましょう。

自動ドアが故障しているかな?と思ったときに原因となっている多くのパターンは以下の通りです。

 

・ガイドレールに何かかが挟まっている

・タッチスイッチの電池切れ

・センサーが汚れている

・ベルト・滑車が故障している

・制御部が故障している

・そもそも電源が入っていない

 

このような場合に自動ドアが動かなくなります。

故障の場合には専門業者に依頼して修理してもらうことが必要となりますが、まずは電源が入っているかセンサーが反応しているかなどを確認すると良いでしょう。

自動ドアをメンテナンスする方法

自動ドアのメンテナンスを行う場合、自分でメンテナンスする際には「ガイドレール」「センサー」を定期的に掃除すると良いでしょう。

ガイドレールの汚れを取り除いたり、センサーを定期的に拭いてほこりを落としたりすることで、最低限のメンテナンスを行うことが出来ます。

一般的には大きなビルなどの場合には、定期的にプロの業者に清掃や点検をしてもらうべきでしょう。

また、自動ドアの日々のメンテナンス法については下記に詳しく記述してありますのでこちらも参考にしてください。

自動ドアの部品ごとのお手入れ方法を解説します!日々のメンテナンスが長持ちの秘訣

自動ドアを長持ちさせるコツ

自動ドアを長持ちさせるためには、先ほどの自分でもできるメンテナンスを定期的に行うほか、専門業者に依頼して定期点検定期清掃をしてもらうことで、長持ちさせることが出来るでしょう。

玄関部分にある自動ドアについては、砂ぼこりや雨などは故障の原因にもつながりやすいため、そのような場所に設置している場合には、普段から定期点検をしてもらうことが長持ちの秘訣と言えるでしょう。

自動ドアの価格を安く購入するためには

自動ドアの価格を安く済ませるためには、余計な機能がついていない自動ドアを選択することが良いでしょう。

多機能な自動ドアは沢山あり、それぞれ便利な機能がついていますが、自分たちの用途に合っていない機能などはついていても仕方がないので、そのような自動ドアを選択せずにシンプルな自動ドアを選択すると良いでしょう。

また、見積もり時に複数社に依頼することで、それぞれから出てきた見積書の内訳を見て、どのような部分に費用が掛かるのか、それぞれの業者を見比べてみると良いでしょう。

そして、大きな金額の差があるときはその理由なども明確に確認しておくことによって、後々トラブルに巻き込まれずに済むでしょう。

自動ドア選びで後悔しないための注意点

自動ドアの新設は大きな投資となるため、後悔しない選び方をしたいですよね。価格や種類だけでなく、長期的な視点を持つことが大切です。ここでは、自動ドアの種類や価格だけでなく、長期的な視点で後悔しないための具体的な注意点を解説します。

設置場所の環境を考慮する

風が強い場所なら強度のあるタイプ、人通りが多いなら耐久性の高いものを選ぶ必要があります。また、バリアフリー対応も大切な視点です。車椅子やベビーカー利用者もスムーズに通行できるよう、開口幅やセンサーの感度を確認しましょう。

防犯性やセキュリティ機能の必要性をチェック

夜間や休業時の施錠方法、侵入防止機能は業種によって重要度が異なります。さらに、将来的なメンテナンスのしやすさや、導入後のアフターサービスが充実しているかも確認しておくと安心です。

まとめ

ここまで、自動ドアの価格について、一般的にはどのくらいの費用が掛かるのかをご紹介してきました。

また、自動ドアを選択する際には多機能な自動ドアの方が高くつくため、こだわりが無い場合にはシンプルなものの方が価格を抑えることが出来るでしょう。

自動ドアも劣化していくものなので、長持ちさせるためには日頃のメンテナンスが必要です。

自分だけで行おうとせずに、プロの業者などに依頼して、定期点検をしてもらうことによって自動ドアを長持ちさせることが出来るでしょう。

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この記事の監修者

経歴

自動ドアに携わって17年以上。 大手自動ドアメーカーで8年、自動ドアの製造および施工事業に従事後、自動ドアメンテナンスに合流。 今は中部地方のチームリーダーとして自動ドアの修理工事の指導を行う傍ら、WEB担当として情報発信も行う。

実績

  • 独立後800件以上の施工件数
  • メーカー問わずマンションの自動ドアから大型商業施設の自動ドアまで幅広く経験

保有資格


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