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日本の自動ドアメーカー一覧!業界シェアや評判のまとめ
- 自動ドアメーカー
- 更新日:2023/05/31
普段、何気なく利用している自動ドア、この自動ドアを作っている方はどんな人なのでしょうか。
家を建てるのは大工さん、ビルを建てるのは建設会社さん、では、自動ドアを作っているのは誰なのかということをパッと答えられる人も少ないと思います。
今回は、そんな自動ドアを作っているメーカーについて、代表的なメーカーをご紹介していきます。
自動ドアが必要になり、どこのメーカーのモノを使って良いかわからないときは、今回ご紹介する自動ドアメーカーをまずは当たってみると良いのではないでしょうか。
目次
自動ドアメーカーはどうやって選ぶ?
自動ドアを選ぶとき、メーカーを基準に選ぶ場合にはどのような部分に注目すれば良いのでしょうか、自動ドアを提供しているメーカーは様々ですが、ポイントは以下の4つに挙げられます。
・価格
・アフターフォロー
・設置技術
・性能
メーカーごとにそれぞれ特徴があり、強みや弱みが存在します。
自分たちが設置したい自動ドアが既に明確に決まっている場合には、その自動ドアを保有しるメーカーに決めることが良いですが、それ以外の場合には、価格や技術、アフターフォローや性能で決めていくことが良いでしょう。
それぞれ、自動ドアメーカーの特徴を掴んで、自分たちの希望に合ったメーカー選びを行いましょう。
有名な自動ドアのメーカーをご紹介
ここからは、有名な自動ドアのメーカーについてそれぞれご紹介していきます。
①ナブテスコ株式会社
ナブテスコ株式会社は、自動ドアのブランド「NABCO」と「GILGEN」を持つ自動ドアのメーカーで、自動ドア・プラットホームドアのグローバルトップを目指している企業です。
NABCOというマークや自動ドアのマークを見たことがあるという方がほとんどだと思いますが、NABCOの自動ドアの国内シェアは50%ほどとなっており、全国の建物にある自動ドアの大半はナブテスコ株式会社で作られたものと考えて良いでしょう。
また、世界シェアにおいても、20%ほどとなっているため、世界でも活躍している企業となっています。
②昭和健産株式会社
昭和健産株式会社は、昭和42年に創業した企業で、「S-ミリオン」というブランドで自動ドアを販売しているメーカーです。
国内だけではなく、海外でも自動ドアを販売しており、今では三和グループの傘下に入り、自動ドアの製造や、販売、据付工事、保守などを請け負っている企業となります。
S-ミリオンは扉1枚につき4個の釣り車を利用しているため、耐久性に優れており、動作もスムーズです。
また、センサーにおいては、条件に合わせて最適なセンサーを使用することが出来るため、柔軟な対応が出来る企業と言えるでしょう。
③フルテック株式会社
フルテック株式会社は、2018年3月22日に東京証券取引所市場第一部銘柄に指定されるなど、大きな企業となっており、自動ドア装置の販売や施工などを行っており、販売・設計・施工・アフターサービスなど社内一貫性で行っています。
フルテックの特徴としては、自動ドアを利用するイメージをCGによるシミュレーションによって確認することが出来るため、導入する前にイメージの確認ができ、失敗することが無いようにしています。
元々、フルテックという会社は、北海道寺岡オートドア株式会社という名前で営業していましたが、2015年にはフルテックという名前に社名変更を行いました。
④寺岡オート・ドアシステム株式会社
寺岡オート・ドアシステム株式会社は、日本で初めて純電気式の自動ドア駆動装置を開発している会社で、昭和35年から自動ドアの販売を行っています。
自動ドアの施工事例は数多くあり、東京国際空港ターミナル株式会社、JRタワー、株式会社時事通信社、多摩総合医療センターなどの自動ドアの施工を行っています。
東京の首都圏エリアだけではなく、神奈川エリアや中部エリア、関西エリアなどにも拠点を持ち、広いネットワークによって自動ドアの販売・設置を行っています。
⑤北陽電機株式会社
北陽電機株式会社は、アラビアンという自動ドアを扱っているメーカーで、スライドタイプや、回転式、スイング式と言った自動ドアを提供しています。
自動ドア以外にも、障害者用のトイレシステムや防災システム、タイムコントロールシステムと言った様々な製品も取り扱っております。
⑥昭和オート株式会社
昭和オート株式会社は、自動ドアの販売だけではなく、設計や製造などから行っており、自由なデザインにて自動ドアを作ることが出来ます。
そのため、建物のデザインに合わせた設計が出来るため、見栄えも良く建物の資産価値も向上させることも出来ます。
そして、販売などだけではなく、修理やメンテナンス、リニューアルのお手伝いなども行っています。
⑦扶桑電機工業株式会社
扶桑電機工業株式会社は、「ドリーム自動ドア」という商品で自動ドアの販売を行っており、このドリーム自動ドアやFOCUSといったブランドを持っており、自動ドア以外にLEDの販売なども行っています。
自動ドアの種類も豊富で、用途別製品一覧や機能別製品一覧など、Webサイト上からいつでも商品情報を確認することが出来ます。
⑧株式会社ソリック
株式会社ソリックはSolicという自動ドアのメーカーです。後発ながらもメーカーで唯一自動ドアにロック機能を搭載していないという特徴があります。(つまりどのメーカーでも自由に修理、調整が出来るということ)
2021年現在、シェアはナブコ、テラオカについで業界3位となっており、上述のロック機能がないメンテナンス性の高さから他メーカーからの乗り換えは断トツ1位とのことです。(ソリックの社長談)
このように、多くの自動ドアメーカーがありますが、自動ドアのメーカーごとに特徴が異なるため、自分たちの用途に合った自動ドアメーカーを選ぶと良いでしょう。
おすすめの自動ドアメーカーは?
自動ドアの新設や交換をする際、メーカー選びに迷ったら基本的に金額で決めましょう。
なぜなら自動ドアに機能面で特徴はないからです。
特定のメーカーの自動ドアの性能が良い、故障しにくいという差は自動ドアのような単純な機構ではなかなか生じていません。
皆さん、数多くの自動ドアを体験しているでしょうが、「この自動ドアすごい!」なんて思ったことが一度でもあるでしょうか?私はありません。
そういう意味では自動ドア自体がここ30年間進化していないとも言えます(;^ω^)
あえておすすめのメーカーを上げるとしたら「ソリック」がおすすめです。
価格も大手に比べて高くないし、なによりメンテナンス性が高く故障したときの修理代金が大きく変わってきます。
ナブコもテラオカも修理や調整を自社でしかできないような機構を自動ドアに付帯しているのでそもそも相見積もりがとれずに修理金額が高くなる傾向があります。
自動ドアの設置費用が安くてもメンテナンス契約が付帯するものにも注意が必要です。
毎年4万円としても10年で40万円の費用が追加で発生します。
誤解を恐れずお話しするなら自動ドアに半年に一度の定期メンテナンスは不要です。
心配でしたら5年に一度程度、スポット点検を行うぐらいがちょうどよいでしょう。
全国自動ドア協会の存在を知ろう
自動ドアのメーカーを選ぶとき、どのような視点で選んで良いか、わかない場合もあるでしょう。
そこで、注目したいのは「全国自動ドア協会」という協会の存在です。
全国自動ドア協会とは?
全国自動ドア協会とは、「NABCO」でお馴染みのナブテスコ株式会社が会長を務める協会で、ナブテスコ株式会社をはじめ、フルテック株式会社や寺岡オートドアという自動ドアでは有名な企業が集まっている協会となっています。
事業の目的
この、全国自動ドア協会が行っている活動としては、自動ドアに関する材料及び工法の調査研究や、自動ドアに関する規格・品質及び安全に関する調査研究などを行っており、目的としては
自動ドアの普及活動や技術の革新と流通の合理化を推進しています。
どんなことをやっているの?
全国自動ドア協会では、実際には自動ドア安全ガイドラインを自主制定したり、自動ドアの普及活動をしたり、自動ドアに関する革新技術の共有や自動ドアの安全に関する規格や品質についてや、安全についてを研究している団体となります。
全国自動ドア協会では、自動ドアに関しての情報を共有したり、ガイドラインを制定したりすることで、自動ドアに関する専門的な知識を身につけたり、同じ業界で働く企業とコミュニケーションを図って情報共有することで、1社だけでは得られないような技術や知識を身につけられる協会となっています。
このような全国自動ドア協会に入っている企業は、自動ドアのメーカーとして沢山の情報を持っていることや、協会に入っていることで研究をするなど、専門的な知識を持っている可能性が高く、このような協会に入っている企業の方が、信頼性があると言えるのではないでしょうか。
まとめ
ここまで、自動ドアのメーカーについて、有名な企業を中心にご紹介してきました。
自動ドアのメーカーを選ぶとき、専門知識がしっかりある信用のできる企業を選択することが必要ですが、そのような場合には、全国自動ドア協会などに参加している企業の方がより信頼性は高いと言えるでしょう。
また、自動ドアのメーカーを選定する際には、複数社から見積もりを取ると良いでしょう。
天田 聡
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- 2.ここにブログのタイトルが入ります。 - 9月 23, 2017