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【保存版】大手自動ドア3社!保守メンテナンスのサービス内容と費用相場について解説!
- 更新日:2023/06/14
自動ドアを設置すると、自動ドアメーカーから保守点検について案内されることがありますよね。
または、自動ドアをすでに設置していて、保守メンテナンスを依頼したいというニーズもございます。
保守点検は、安全に自動ドアを使い続けるためには非常に重要なものです。
保守点検を行うことで、耐用年数が伸びるだけでなく、自動ドアによる事故を防ぐこともできます。劣化している部品もその都度、作業員が確認し、必要な場合は交換できるため安心です。
とはいえ、弊社も自動ドア修理業者ですが【保守点検費用は大手ほどお高いのも事実】
このような場合、設置をお願いした自動ドアメーカー以外の保守メンテナンス内容も確認しておきたいものです。
ここでは、自動ドア修理業者として長年の実績のある弊社が、大手自動ドアメーカーの保守メンテナンス内容と、費用相場についてご紹介します。
目次
ちょっとその前に自動ドアの耐用年数について解説!
大手自動ドアメーカーの保守メンテナンスの内容と費用相場をご紹介する前に、自動ドアにおける耐用年数についてご紹介させて頂きます。
自動ドアの耐用年数ですが、最低でも7年程度もあり、実際には何の不具合もなく10年以上も経過することが多いです。
つまり、基本的に設置後数年間は不具合が発生するということがありません。
ですが、自動ドアメーカーとしては自動ドアを設置後も継続して費用が発生する保守メンテナンスを進めてきます。
弊社のお客様の中でも「大手自動ドアメーカーに保守メンテナンスを依頼したら、高額でびっくりした。なんとか安くならないか」というお問い合わせを頂くことがあります。
もちろん保守メンテナンスは、加入すると年に3〜4回は、作業員による点検があるため、非常にメリットも大きいです。
ただ、後述でお伝えしますが、決して保守メンテナンス費用は安くはありません。費用対効果を考えると、どうなのかなというところです。
ですので、自動ドアの保守メンテナンスをお考えの方は、次章からご紹介する大手自動ドアメーカーの保守メンテナンスの内容なども踏まえてご検討してみてください。
大手自動ドアメーカー3社の保守メンテナンスサービス内容比較
ここでは、大手自動ドアメーカー3社の保守メンテナンスサービス内容を比較してみました。
内容は、大手自動ドアメーカーそれぞれの公式ページを参考にしたものです。
寺岡オートドアシステム株式会社
大手自動ドアメーカーの寺岡オートドアシステム株式会社の保守メンテナンス内容は次の通りです。
- ①定期点検
- 自動ドア施工技能士の資格を持つスタッフが、定期的に巡回して各点検および消耗品の交換整備等を実施。年4回または年3回の点検制度があります。
- ②24時間365日体制で対応
- 自動ドアが急に故障するといった場合でも、スタッフが24時間365日緊急コールに対応しています。
- ③自動ドアの耐用年数が伸びる
- 定期点検を行うことで、自動ドアの耐用年数が伸びます。
- ④派遣費や部品代にメリット
- 「自動ドア保守契約」に加入すると、サービスマンの派遣費の免除を受けることができ、さらに消耗品代金が無料になる場合があります。
- ⑤自動的に施設賠償責任保険が付きます
- 寺岡の「自動ドア保守契約」に加入すると、「施設賠償責任保険」が付加されます。
自動ドア所有者の管理の問題から、第三者の身体または財物の損害賠償責任が発生した際に適用になるとのことです。 - 寺岡オートドアシステム株式会社の場合の最大の特徴は、「自動ドア保守契約」というサービスに加入すると、サービスマンの派遣費用や消耗品代金が無料になるメニューがあること。
なお寺岡オートドアシステム株式会社の保守メンテナンス費用については、記載されておりませんでした。
ソリックオートドア株式会社
出典: ソリックオートドア株式会社
ソリックオートドア株式会社にも自動ドアの「保守契約制度」というサービスメニューが存在します。
公式ページを閲覧すると、詳しいサービス内容については記載されていなかったため、詳しくはお問い合わせからということになります。
定期点検と緊急修理対応がサービスメニューに含まれています。
なお、ソリックオートドア株式会社の保守メンテナンス費用については記載されておりませんでした。
ナブコドア株式会社
出典:ナブコドア株式会社
ナブコドア株式会社の自動ドア保守メンテナンスのサービス内容は以下の通りです。
- ①年4回の定期巡回点検
- ナブコドア株式会社には、「スタンダードプラン」と「プレミアムプラン」という2種類の保守メンテナンスプランがあります。いずれも自動ドア施工技能士(国家資格)を所持しているスタッフが、自動ドアの保守点検を実施。年4回の定期巡回点検は、「プレミアムプラン」加入時で対応し、「スタンダードプラン」では、年2回の定期保守契約になります。
- ②メンテナンス契約を結ぶと自動ドア修理工賃が無償
- ナブコドアシステム株式会社の自動ドア修理工賃ですが、スタンダートプラン・プラミアムプラン共に無償で対応可能。ただ、スタンダードプランの場合には、夜間と休日の場合出張費のみ一部有償となっています。
- ③プランにより契約内無償交換部品が異なる
- スタンダートプランでは、「ドアハンガー」・「ベルト」・「プーリー」のみ無償交換部品となります。プレミアムプランでは、上記3 点に加えて「レールベース」・「起動センサー」・「補助光電センサー」・「コントローラー」・「ドアエンジン」が無償交換の対象に追加されます。
- ④万一の故障でも保守メンテナンス契約のお客様が優先
- 万一、自動ドアが故障したとしても保守メンテナンス契約を結んでいるお客様を優先的に対応してくれます。
- ⑤24時間365日対応自動ドアコールセンター
- ナブコドアでは、24時間365日対応で自動ドア修理に受付・対応してくれるコールセンターが設置されています。
自動ドア修理工賃については、どのプランでも無償で対応してくれます。
ただ、保守メンテナンスのプランによっては、無償交換部品が異なり、有償となるものもあるため、契約時には確認が必要です。
保守メンテナンスプランの費用ですが
「スタンダードプラン」が、36,000円/年(月額3,000円)。
「プレミアムプラン」が、60,000円/年(月額5,000円〜)。
となっています。
自動ドア保守メンテナンスは必要ない?
ここまで、自動ドア大手3社の保守メンテナンスプランをご紹介しました。
どの大手自動ドアメーカーも充実した内容でしたが、ここで注意点があります。
それは「費用対効果」です。
弊社も自動ドア修理業者として、自動ドアの定期点検自体には賛成なのですが、問題はその費用です。
たとえば、片開きの自動ドア1回で15,000円〜20,000円の点検費用がかかります。
多くの場合、年2回の保守メンテナンスをすすめてくる場合が多いので、年間にすると30,000〜40,000円です。
自動ドア設置と同時に、保守メンテナンスプランに加入すると、10年間で30万円以上のメンテナンス費用がかかることになります。
ちなみに、大手自動ドアメーカーは、さらに高い場合もあります。
ご存知の通り、自動ドアの耐用年数は最低でも7年です。
その間、一度も不具合が起こらない場合もあります。
そのような中で、保守メンテンスが必要かどうかは、費用対効果と相談する必要があるんです。
例えば、自動ドア保守メンテナンスに加入しなくても、独立系自動ドアメーカーやマッチングサービスであれば「スポットメンテンス」として、不具合が発生したときやメンテナンスが気になるタイミングで対応することも可能です。
弊社の場合でも、スポットメンテナンスでの自動ドア不具合チェックは、「15,000円〜」対応しております。
つまり、保守メンテンス費用をかけなくても、スポットメンテナンスで対応できる場合が多いのです。
あくまで参考として頂きたいのですが、大手自動ドアメーカーほど保守メンテナンス費用やスポットメンテナンス費用は割高になる傾向にあります。
まとめ
保守メンテナンスは、自動ドアを不具合なく長くご使用するためには、重要なメンテナンスです。
しかし、耐用年数が長い自動ドアにおいて保守メンテナンスで高額な費用を支払うのか、不具合が生じたときやメンテナンスが気になる時にスポットメンテナンスという形で支払うのかは十分検討する必要があります。
弊社では、スポットメンテナンスを15,000円〜と大手自動ドアメーカーよりはリーズナブルな価格でご提供しております。
保守メンテナンスで複数社のお見積もりを検討している方の相見積もりも無料にて対応しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
天田 聡
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