自動ドアの電気代っていくら?気になる維持費をプロが解説

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自動ドアの電気代っていくら?気になる維持費をプロが解説

更新日:2023/05/31

自動ドアってあったら便利だけど電気代かかりそう…とお悩みではありませんか?
たしかに、長時間作動させることになるので高くなりそうですよね。
まあ実際は気にすることがないくらい安いんですけど(;^ω^)

ここでは自動ドアの電気代や維持費など自動ドアにかかる費用をプロ目線で分かりやすく解説します。

通常の運用で自動ドアの電気代は年2000円以下!

自動ドアの電気代はメーカー、機種、使用状況によって変わってくるので、今回はソリックの中型ドア用エンジンの現行モデル(HM-17N)で考えてみます。
また使用条件については開閉の多いコンビニを想定し、一日の来客数は800人で開閉回数は1600回を想定すると

一日の消費電力はおよそ240Wh程度で、これを電気代に換算すると約5.1円
無休で使い続けても月150円、年1800円程度です。

みなさんが思われている自動ドアの電気代のイメージよりずっと安いのではないでしょうか。
当然、メーカーや機種によって多少変わってきますが誤差の範囲です。開閉頻度の低いマンションや医院などはもっと安くなります。

自動ドアの維持費は定期メンテナンスが大きい!

前述のとおり自動ドアの電気代は大したことはありません。
自動ドアの維持費で最も考えなければならないのは定期メンテナンスの金額になります。
定期メンテナンスは通常1回2万円程度でメーカーは年2回以上を推奨しており、
自動ドアの耐用年数を10年と仮定すると10年で40万円かかる計算ですね。
これは自動ドアのリニューアルが行える金額になります。
そして定期メンテナンスで消耗部品の交換は無料となっていますが、消耗品である吊り車やタイミングベルトは平気で10年持ちます。また自動ドアで一番壊れやすい部分はセンサーとタッチスイッチになりますので、メンテナンスで不具合が見つかっても追加料金がとられることが多いです。なにが言いたいかというと自動ドアの定期メンテナンスは不要なケースの方が多いということです。(法律で規定もされていません。)

自動ドアの維持費を抑えたいならメーカー選びに注意しましょう

自動ドアに定期メンテナンスは不要と書きましたが、やはり運悪く4,5年で故障することもあります。(メンテナンスをしている自動ドアとしていない自動ドアで故障率がことなるというデータもみたことがありませんが・・・)。
ただその場合もスポットで修理した方が経済的というのが私の主張なのですが、一部のメーカーの自動ドアはそのメーカーでしか修理や調整を行えないようにロック機能を搭載しているので注意してください。そのようなメーカーですと修理金額がそのメーカーの言い値になりますので他社メーカーの交換費用以上の修理代金を請求されるというのもよく聞く話です。

まとめ

今回の内容をまとめます。

・自動ドアの電気代は気にすることがないほど安い(年2000円以下)
・維持費を見直すならまず定期メンテナンス費用
・メーカー選びも自動ドアの維持費に大きく影響する

弊社はメーカー依らず自動ドアの修理や交換を承っておりますので、定期メンテナンスの見直しや修理の相談などはお気軽にご相談ください。

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天田 聡

大手の自動ドアメーカーを経て現職へ。Web担当ではありますが現場仕事も大好き。趣味は猫カフェ巡り。

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