自動ドアが地震の際に開かない?緊急時の対策について解説!

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自動ドアが地震の際に開かない?緊急時の対策について解説!

更新日:2023/05/31

自動ドアは、私たちの身近な公共施設や病院、ホテル、コンビニなど至るところに設置されています。

小さいお子様や高齢者、車椅子の方でも気軽に通行できるため、なくてはならないものです。

しかし普段は便利な自動ドアも地震等の災害が発生すると、自動で開かない場合があります。

ここでは、地震の衝撃で自動ドアが開かなくなった場合は、どのような対策を講じれば良いのか、その対処法と自動ドアが地震で開かなくなる原因についてご紹介します。

自動ドアが地震で開かないのはどうして?その原因

普段は便利な自動ドアも地震等の災害時では、万能ではありません。ここでは、自動ドアが地震で開かなくなる原因についてご紹介します。

停電によるもの

地震によって自動ドアが開かなくなる原因の1つが「停電」です。

当然のことですが、自動ドアは電気制御で動作していますので、地震によって電柱や電線、地中のケーブル等が破損してしまえば、その動作を停止します。

停電によって自動ドアが停止してしまった場合、「開けることができない」とパニックになってしまうかもしれませんが、自動ドアには多くの場合「手動に切り替えるタイプ」や「手動切り替えスイッチが搭載」されているものが多いです。

ですので、停電になったとしても自動ドア上部付近にある切り替えスイッチを探してみてください。

地震による歪み

停電のほかに地震によって自動ドアが開かない原因ですが「歪み」です。

これは、比較的大きな地震の場合に多いのですが、地震の大きな揺れによって自動ドアのサッシ枠が歪んでしまい、自動ドアが正常に動かなくなってしまいます。

また、あまりにも大きな揺れがあると自動ドアが脱輪してしまう可能性があります。

大きな地震が発生した際に、自動ドアから逃げる場合には、十分注意が必要です。

このような場合には、できるだけ管理者等の指示に従い、非常口からの避難を優先した方が良いでしょう。

地震による故障

突然大きな衝撃が自動ドアに加わると、自動ドアが故障する可能性があります。それまでは、通常通り動いていたとしても、地震が発生し故障すると突然動作を停止します。

このような場合には、自動ドア管理者の方も、決して無理をして修理をせずに、自動ドアメンテナンス業者へ連絡をしましょう。

地震等の災害よって、緊急停止してしまった自動ドアを無理に修理しようとすると、専門知識がない方では感電の危険性や、事故のリスクが高まります。

自動ドア管理者は、自動ドアが停止したとしても、自動ドアには近寄らず付近の人を安全な場所へ避難させてください。

自動ドアが手動でも開かない場合の対策法!

自動ドアは、地震等の災害が発生しても「手動切り替えスイッチ」等で手動にて開けられるように設計されています。

しかし、あまりにも強い揺れが発生し、手動で自動ドアを開けようとしたものの開けることができない場合は、パニックになってしまいますよね。

そのような場合の対策として、自動ドア装置のボックスから垂れているワイヤー部分を引っ張ってみてください。

ワイヤーを引っ張っている間は、自動ドアのロックが解除になりますので、手動でも自動ドアを開けることが可能です。

もし、このワイヤーが見つからない場合には、自動ドアボックス装置内にワイヤーが入っている可能性もありますので、探してみましょう。

それらの対応をしても、ワイヤーが見つからない場合には、自動ドアを設置してもらったメーカーや販売店に問い合わせてください。

地震によるトラブルを防止するための自動開放システム

今回ご紹介した通り地震等が発生しても、基本的に自動ドアには手動切り替えができる仕組みが搭載されています。

しかし、手動切り替えも場合によっては作動しないことも。
そのような場合におすすめしたい機能が、自動ドアの「自動開放システム」です。

自動開放システムは、「パニックオープン」と呼ばれており、地震や災害があったときに通常は施錠されている自動ドアが自動で解錠される装置のこと。

このような機能を自動ドアに導入すると、地震や火災が発生した際にも、自動ドアを解錠したままにしてくれるため、逃げ遅れるなどのリスクを軽減することができます。

パニックオープンは、地震および火災が発生すると、地震感知器や煙感知器が作動し、連動制御盤に信号が送信されます。

連動制御盤に信号が送信されると、その後自動ドアを制御するコントローラーに伝わり、自動開放されるのです。

パニックオープンは、まさに地震等の災害時にはなくてはならない機能ですので、出入りが多い施設の自動ドアなどでは検討してみることをおすすめします。

特に災害時に一度に多くの人を避難させなくてはいけない場合などは、迅速な避難を促すことができ、多くの命を救える可能性があります。

いざという事態に備えて、自動開放システムを導入しましょう。

まとめ

自動ドアは、普段はとても便利なものですが、地震等の災害が発生すると手動への切り替えや故障などの事態に陥ります。

ですので、普段から災害時の対応を整備して自動ドアを管理することが重要です。

ぜひ、万一に備えた対応を取れるように自動ドアの地震対策をすすめてください。

弊社は自動ドアメンテナンスの専門業者として9時〜18時にご連絡を頂けますと即日対応も可能です。

また、自動ドアの出張診断やお見積もりは無料でございますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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天田 聡

大手の自動ドアメーカーを経て現職へ。Web担当ではありますが現場仕事も大好き。趣味は猫カフェ巡り。

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