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台風発生時の自動ドアの取り扱いと注意点について!強風の対処法も解説
- 更新日:2023/05/31
毎年梅雨の時期や、秋頃になると大気が不安定な状態から発生する台風。
台風が発生すると、物が飛び交い自動ドアのガラスが割れやすくなる、または大雨によって自動ドアが浸水してしまうことがあります。
台風が発生した場合、店舗やマンション入り口の自動ドアではどのような対策を講じれば良いのでしょうか。
ここでは、具体的な自動ドアにおける台風発生時の取り扱い方法と注意点についてご紹介します。
ぜひ、強風によって発生する被害を最小限に抑えるためにも、参考になさってください。
目次
台風発生時の自動ドア被害と対処法について
ここでは、台風発生時の自動ドアの被害について具体的にお届けします。また、その対処法についても合わせてご紹介しますので、対策の参考にしてください。
自動ドアが開閉し続ける
台風による強風が発生すると、店舗やマンションの入り口にある自動ドアが開閉し続けるという現象が発生します。
なぜこのような現象が発生するのでしょうか?
実はこの原因は、「強風によって飛ばされた物」に自動ドアのセンサーが反応してしまっているから生じます。
台風が発生すると、さまざまな物が飛び交うため、それらに自動ドアのセンサーが反応してしまうのです。
自動ドアがこれらの現象で開いてしまうと、雨風が中へ入り込み2次被害をもたらすこともあるため注意が必要でしょう。
対処法「自動ドアの電源をOFFにしよう」
自動ドアのセンサーが台風によって飛ばされてきた物に反応してしまう場合には、「自動ドアの電源を一度OFFにして手動に切り替える必要」があります。
自動ドアの電源をOFFにしても、手動で簡単に開け閉めできますから、自動で開閉し続けてしまうという現象を防止できます。
また、台風時に自動ドアの開閉を手動に切り替える場合には、自動ドアを利用する人にもわかるように、「只今、手動開閉中」などの注意書きを張り出すことも必要です。
このような注意喚起を行わないと、自動ドアに駆け込んだことによる衝突事故に発展する可能性もありますので、ご注意ください。
物が飛んできて自動ドアガラスが割れてしまう
当然のことですが、台風が発生するとその強風の勢いでさまざまな物が飛んできます。中には枝や破片など鋭利な物もあり、それらの物体がガラス面に衝突すると、ガラスが割れてしまう可能性も。
ガラスが割れてしまうと、中へ雨風が入り込むだけでなく、割れたガラスによって怪我をしてしまう場合もあります。
自動ドアのガラスが割れてしまわないように、台風発生時には、事前の対策が必要です。
対処法「シャッターを閉め、防護ネットを設置する」
台風などで強風となる前に、自動ドアにシャッターが設置されている場合には、事前にシャッターを閉めておきドアが割れないように対策を講じましょう。
また、シャッターが設置されていない自動ドアの場合は、ホームセンターなどで「防風ネット」や「防護ネット」が市販されています。
これらのネットを購入して、自動ドア部分に取り付けるだけでも、風による被害からガラス面を守ることが可能。
台風時は、風速15mを超える突風が発生することもありますから、これらの対策を進めることが重要です。
大雨によって自動ドアが浸水してしまう
台風が発生すると、突風や強風だけでなく、大雨による自動ドアの浸水も考えられます。
自動ドアは、当然電気によって制御されているため、大雨の影響で故障してしまうことも。
できる対策は限られてしまいますが、その対策を講じるだけでも2次被害を防げるため有効です。
対処法「土のうや止め水シートを設置」
大雨による自動ドアの浸水を防ぐためには、「土のう」を使用する方法が一般的ですが「保管に場所を取ってしまう」、「重たくて設置が大変」などのデメリットが発生します。
そのような場合には、ホームセンターなどで購入できる「止め水シート」や「止め水板」を使用すれば、水の侵入が気になるところにこちらのシートを貼るだけで、水による被害を防止できます。
簡単に設置できて、土のうと同じ効果が期待できるため、有効な方法の1つ。
ぜひ、台風による大雨時にはこのような便利グッズもご活用ください。
自動ドアが開かなくなる
台風による大雨が発生すると、浸水によって自動ドアが開かなくなる場合があります。
自動ドアも電子機器ですから、水には弱いです。最悪の場合、浸水による故障も考えられますから、前章でもご紹介した止め水シートなどで対策を講じておきましょう。
対処法「手動で開けられるよう電源をオフにして修理業者へ依頼」
自動ドアが浸水し電子部分が故障してしまうと、自動ドア修理業者でしか対応できないのが現実です。
そのような場合には、自動ドアの電源をOFFにし、手動に切り替えた上で自動ドア修理業者に依頼しましょう。
ただ、自動ドアが本当に故障をしているかを事前に確かめておくことも必要です。
浸水による故障を疑う場合でも以下の項目をチェックしてみてください。
・電源がついているか確認する
・ドアの鍵が施錠されているか確認する
電源のON、 OFFを確認し電源がONになっているにもかかわらず、自動ドアが動作しない場合には、故障している可能性が高いため、自動ドア修理業者へ依頼しましょう。
また、うっかりミスとして自動ドア自体を解錠していない可能性もあり得ます。もう一度、自動ドアの鍵が施錠されていないか確認しましょう。
解錠されていても、自動で開かない場合は、故障している可能性があります。手動に切り替えて、自動ドア修理業者の到着を待ってください。
強風時の自動ドアの取り扱いと対処法について
ここまで台風による強風と大雨で生じる自動ドアの被害と対処法について具体的にご紹介しました。
自動ドアの耐用年数は、10年〜15年と言われており、非常に長いためあまりメンテナンスや対策を講じていない場合も多いです。
しかし、台風や大雨などにより電気経路が故障し、修理に多額の費用がかかる場合もありますから、事前にここまでご紹介した台風時の対策を進めておきましょう。
また、普段からガイドレールのゴミを取り除く、センサーの汚れを拭き取るなどのメンテナンスも重要です。
メンテナンスを日頃から行うことで、台風や災害時にも2次被害を防ぐことも可能です。
ぜひ、数年間メンテナンスをしていない場合には、自動ドア修理業者に一度スポットメンテナンスを依頼すると良いでしょう。
まとめ
台風発生による強風や大雨は、自動ドアによって大きな脅威となります。特に、ガラスの破損や電子機器の故障となると被害が深刻です。
台風が発生しやすい時期になる前に、防護ネットや止め水シートの導入など対策を進めてください。これらの対策を講じるだけでも、被害拡大を防げるなど有効な対策となり得ます。
また、梅雨時期や台風シーズンに突入する前に、数年間自動ドアのメンテナンスを実施していない場合には、一度自動ドア修理業者へスポットメンテナンスを依頼しましょう。
弊社では、自動ドアメンテナンスの専門業者として、全国に営業所があるため、最短30分で自動ドアのスポットメンテナンスにもスピーディーに対応させていただきます。
スポットメンテナンスは、15,000円〜承っておりますので、ぜひ気軽に無料お見積もりへご連絡ください。
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