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自動ドアセンサーの故障の原因と対処法について種類ごとに解説!
- 更新日:2023/05/31
一般的に自動ドアの耐用年数は、12〜15年と言われています。
一度設置すると、比較的長く愛用できることから、長らくメンテナンスを行わない方も多いです。
しかし、耐用年数の長い自動ドアも気象条件や開閉回数などによっては、劣化のスピードが早まり「モーターから異音が発生する」、「センサーが劣化し開閉を繰り返す」などの不具合が発生することも。
ここでは、自動ドアのセンサーに目を向け、自動ドアセンサーが故障する原因とその対処法についてご紹介します。
自動ドアの不具合でお困りの場合、センサーが関係している事案も非常に多いですので、ぜひ確認してみて下さい。
目次
自動ドアに採用されるセンサーは大きく分けて3種類
自動ドアセンサーの故障の原因と対処法をご紹介する前に、自動ドアセンサーの種類から理解しましょう。
自動ドアセンサーの種類ですが、大きく分けて以下の3種類があります。
- 起動センサー(光電センサー)
- 起動センサー(光電センサー)
- 補助光電気センサー
それでは、それぞれの特徴をみていきましょう。
起動センサー(光電センサー)
起動センサー(光電センサー)は、いわゆる自動ドア上部に装着された箱型のセンサーのことです。
自動ドアの最も重要な目となり、光線を出して、床からの反射を読み込み、その光軸に人や物が侵入することで、感知するセンサーになります。
赤外線やマイクロ波の反射によって、物体を検知しドアが開閉するのですが、この光電センサーも長年使用すると、劣化によって、センサーが正常に感知しない状況になってしまうのです。
起動センサー(タッチスイッチ)
タッチスイッチとは、自動ドア面に設置したタッチプレートを押す、またはタッチプレートに手を近づけると感知するセンサーのことです。
タッチスイッチを採用している自動ドアの場合には、ほとんどの場合、電池交換が必要なものが多く、この電池切れによって反応がしなくなります。
タッチスイッチによる不具合を感じたら、まずは電池切れを疑ってみると良いでしょう。
補助光電気センサー
補助光電気センサーとは、自動ドアを通過中の人や物が挟まれることがないように、自動ドアのサッシを見ると、腰から膝の高さの位置に、左右ペアで黒色のレンズが装着されています。
これが補助光電気センサーです。
起動センサーは、自動ドアに近づく人や物に対して検知することができますが、自動ドアを通過中の人や物を判断することができません。
そのような場合に、自動ドアのサッシ部分に付いている黒い補助光電気センサーがあることで、自動ドア軌道上の人や物を認識できるのです。
自動ドアセンサー部分の故障の原因と対処法について
ここでは、自動ドアセンサー部分の故障の原因と対処法についてご紹介します。
さきほどご紹介した通り、自動ドアのセンサー部分は、それぞれ種類と役割がり、故障の原因もさまざまです。
それぞれの原因をチェックして、自動ドアトラブルに役立てて頂ければ幸いです。
センサー部分に汚れや埃がたまっている
自動ドアのセンサー部分の故障の原因ですが、1つはセンサー部分に汚れや埃がたまっている状態です。
長年、自動ドアのメンテナンスを怠ると、起動センサーや補助光電センサーに埃や汚れが蓄積します。
センサー部分にこのような汚れや埃が蓄積すると、センサーの検知能力が低下し、正常に作動しなくなるため「自動ドアが開かない」、「自動ドアが閉まりきらないうちに開いてしまう」などのトラブルが発生します。
この状態をさらに放置すると、センサー自体が故障してしまいますので、まめなメンテナンスが重要。
対処法としては、センサー部分の汚れがひどくない場合には、柔らかい布で優しくふき取るようにしましょう。
柔らかい布がない場合には、ティッシュ等で代用して下さい。
タッチスイッチの電池切れ
自動ドアタッチスイッチのセンサー部分が反応しない場合には、前述でお伝えしましたが、タッチスイッチの電池切れが発生している可能性が高いです。
タッチスイッチ内部には、単4電池が内蔵されており、自動ドアの使用頻度が1日500回を超える場合には、3年ほどで電気切れを引き起こします。
タッチスイッチの電池交換は、自動ドア修理業者でなくても気軽に行うことができます。
タッチスイッチ下部にあるネジをプラスドライバーで緩めて、カバーを取り外し、交換可能です。
▼タッチスイッチの電池交換の方法は次の通りです!
https://morevrp.com/blogs/%e3%80%90%e5%95%8f%e3%81%84%e5%90%88%e3%82%8f%e3%81%9b%e6%95%b0no-1%ef%bc%81%e3%80%91%e8%87%aa%e5%8b%95%e3%83%89%e3%82%a2%e3%81%ae%e3%82%bf%e3%83%83%e3%83%81%e3%82%b9%e3%82%a4%e3%83%83%e3%83%81/
経年劣化によるもの
自動ドアの耐用年数は、12〜15年だとお伝えしましたが、これはあくまでもメ目安となります。
と言いますのも、自動ドア自体の耐用年数が長くても、各部品に至ってはさらにその寿命は短いからです。
起動センサーや補助光電センサー、タッチスイッチなどは、経年劣化しやすい部品ですので、10年ほどでも劣化により検知能力が低下する恐れもあります。
各種センサー部分の経年劣化の場合には、拭き掃除やメンテナンスを行っても、改善しない場合があります。
そのような場合の対処法は、センサー部分を新しい物に交換するしかありません。
センサーの型番が10年以上経過してしまった場合には、生産していない可能性もありますが、自動ドア修理業者の方で在庫を確保している場合もあります。
自動ドア大手メーカーや、独立系自動ドアメーカー、マッチングサービス等でご相談してみてください。
なお、自動ドアの豆知識としてぜひご理解して頂きたいのは、大手自動ドアメーカーでは、センサー修理・交換だけで「何十万〜何百万」という修理費用がかかる場合があります。
「そんなの大げさでしょ?」
と感じる方もいらっしゃると思いますが、大げさではありません。
大手自動ドアメーカーの場合、自社でしか修理できない自動ドアも抱えているため、ある意味では市場を独占しています。
もちろん、大手自動ドアメーカーだからこそのアフターフォローも充実していますが、センサー交換などであれば、地元に密着した独立系自動ドアメーカーやマッチングサービスの方が、保証付きで割安なお見積もりを算出することも可能です。
部品交換が必要な場合でも、大手メーカーだけでなく、独立系やマッチングサービスにも相見積もりを依頼してみましょう。
まとめ
自動ドアセンサーには、起動センサー(光電スイッチ)や起動センサー(タッチスイッチ)、補助光電センサーなどさまざまなセンサーが設置されています。
長年メンテナンスを怠ると、故障の原因にもなりますので、定期的に保守メンテナンスを行うことをおすすめします。
弊社は、自動ドアメンテナンス業者として、全国に営業所を保有しており9時〜18時までにご連絡を頂ければ、即日対応も可能です。
出張修理やスポットメンテナンスも承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
天田 聡
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