ブログ
自動ドアが開きっぱなしで閉まらない時の原因と修理方法
- 更新日:2023/05/31
自動ドアの故障症状の一つとして代表的なのが自動ドアが開きっぱなしで閉まらないという状況です。
状況としては、
- 自動ドアが全開で開きっぱなしのままになってしまう
- 自動ドアが途中で止まって閉まらなくなってしまう
という2パターンです。
そして自動ドアが閉まらない原因は大きく分けて4つ考えられます。
- 起動スイッチの故障
- 補助光電センサー等センサー部分の故障
- コントロールボックスの不具合
- 自動ドア周りの環境変化
それぞれの原因と修理方法を本記事で詳しく解説しています。
上記のような状況でお困りの方は是非参考にして頂ければと思います。
尚、逆ケースとして自動ドアが開かない時の原因や対処法については下記で解説していますので、状況に合わせて参考にして頂ければと思います。
目次
自動ドアが閉まらない原因1.自動ドアの起動スイッチの故障
一つ目として考えられるのは、自動ドアの起動スイッチの故障です。
原因
内外どちらかのセンサー、もしくはタッチスイッチが故障し、常に開く状態になり、自動ドアが閉じなくなっています。
場合によっては、タッチスイッチについている乾電池が切れているだけということもあります。
修理方法
タッチスイッチの乾電池切れについては乾電池を交換するだけで済みます。
電池交換方法は下記に動画付きで紹介しているのでわからない方は参考にしてください。
それ以外の場合に関しては起動スイッチの交換が必要です。費用感としては下記の通りになります。
- タッチスイッチの交換は35,000円程度
- センサーの交換は一つあたり50000円程度
自動ドア修理の価格の目安は下記に詳しく記載しておりますのでよろしければ参考にしてください。
自動ドアが閉まらない原因2.自動ドアの補助光電センサー等センサー部分の故障
自動ドアが開きっぱなしで閉まらない原因の2つ目の原因はセンサー部分の故障です。
通常、自動ドアのセンサーは上部のLEDランプで状態を確認することができます。
- 赤点灯:物体を検知してる
- 緑点灯/青点灯:物体を検知してない
- 赤点滅/緑点滅:トラブルが発生している
また、自動ドアには補助センサーというものもついています。
補助センサーとは、床から20cm-60cm程度の高さの左右のガラスに丸いボタン上のセンサーのことです。その間を目に見えない光を飛ばして人が挟まれないようにチェックしています。
原因
上部のLEDランプが点滅している場合は故障しているなど何らかのトラブルが発生していることが明らかです。
補助センサーに関しては、レンズが直射日光によりくすんだり、気温の変化で水蒸気で曇ったり、そもそも内部エラーで開く信号を出しっぱなしになってることがあります。
または補助センサーのレンズの向きがズレていて自動ドアが開きっぱなしになるなど色々な原因が考えられます。
修理方法
上部のLEDランプが点滅してる時は何らかの故障の可能性があるので即座に修理業者へ依頼する必要があります。
補助センサーに関しては、まずセンサーのレンズの清掃を行いましょう。乾いた布でアルコールなどは付けずに優しく拭いてみて下さい。それでも改善されない場合は修理交換が必要です。自動ドアの補助センサーの交換はおよそ45000円程度となります。
自動ドアのセンサーが反応しない時の対応については下記記事でも詳しく解説しているので参考にしてみてください。
自動ドアが閉まらない原因3.コントロールボックス(コントローラー or 制御部)の不具合
3つ目の自動ドアが開きっぱなしになってしまう原因としては、コントロールボックスの不具合です。
原因
自動ドアの開閉やスピードを制御しているコンピューターの故障で開きっぱなしになることがあります。
修理方法
自動ドアのコントロールボックスの故障といっても、場合によっては記憶エラーの可能性があります。
一度電源を切って30秒ほど待ったらもう一度電源を入れて下さい。それでも改善しない場合はコントロールボックスの交換が必要となります。
コントロールボックスの交換はメーカーによってはブラックボックスになっているので独立系の自動ドア修理業者ではメーカー対応になることがあります。特にナブコ自動ドア、寺岡オートドア、日本自動ドアは最近難しい傾向にあります。
費用はメーカーによりけりな部分があり、交換したほうが安価になることもよくある話です。コントロールボッククスの交換費用の目安は80000円くらいを想定しておきましょう。
もし、それ以上かかるようでしたらメーカーが違っても構いませんので別の自動ドア修理業者にも見積を取りましょう。
自動ドアが閉まらない原因4.雪などによる自動ドア周りの環境の変化
4つ目の自動ドアが開きっぱなしになってしまう原因は、自動ドア周りの環境変化によるものです。
原因
考えられる原因としては下記のような状況が考えられます。
- 自動ドアに設置しているセンサーの検知エリアに風で揺らぐようなポスターなどがおいてある
・・・エアコンの風邪等で常に揺れているのを感知して自動ドアが開きっぱなしになっている - 雨や雪の日に傘立てをおいた所、その傘立てが自動ドアのセンサーの検知エリアに引っかかる
・・・雨の日だけ自動ドアが開きっぱなしになる - 自動ドアのガイドレールに雪や異物などが挟まっている
- 鍵が下りた状態のままになっている
・・・鍵が鍵受けと接触することで閉まりきらず途中で閉まらなくなってしまう
修理方法
センサー周りに障害物がないか確認し、ある場合は撤去しましょう。
また閉まりきらず途中で止まってしまうという場合は鍵が下りたままになっていないか確認すると良いですね。
自動ドアの修理方法まとめ
今回は自動ドアが開きっぱなしになってしまう、閉まらない場合の原因や対処法について解説をしていきました。
修理方法についてまとめておくと下記の通りになっています。
- タッチスイッチの電池切れ→電池交換
- 起動スイッチの故障→タッチスイッチやセンサーの交換
- センサー部分の故障→センサーのレンズを清掃、センサーの交換
- コントロールボックスの不具合→一度電源を切って30秒後に電源を入れる、それでもダメならコントロールボックスの交換
- センサーが何かに反応してる→センサー周りの障害物を取り除く
基本的にまずやるべきことは、「障害物の撤去」「センサー表面の汚れの除去」です。
それでもダメなら自動ドア修理業者に依頼するのが賢明となります。マンション等自分がビルの管理人ではない場合は管理人にお願いしましょう。
途中でも軽く解説してる通り、一つの業者に固執せず複数業者に見積もりを依頼すると安い業者を見つけることができておすすめです。
天田 聡
最新記事 by 天田 聡 (全て見る)
- 2.ここにブログのタイトルが入ります。 - 9月 23, 2017
次の記事 »